世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし

在原業平

【意味】
この世の中にまったく桜というものが無いとするならば、春の人の気分はどれほどかのんびりとしたものだろうに。

様々な、和歌で桜は読まれています。

日本人にとっては、桜は大切なものです。

海外の方も日本での桜を見に今年も沢山の人が来られました。

鮮やかな桜に心をつかまれたと思います。日本と言えば桜ではないでしょうか。

その桜の存在する季節は春です。

春は、出会いや別れの季節です。卒業、入学、入社、移動など様々な意味で桜を伴い語られています。

我が国日本では、上記のような様々な和歌があります。

時代背景や、人の心模様を映し出す和歌は、文化国家を目指す意味では、その中心となります。

先人の歴史(和歌)に学ぶことも大きな意味となります。そこには、人間が生きているからです。

様々な出来事の中で、心の中の想いを表している和歌はAIが進む中で、新しい展開となります。

AIが進んでいくと、時代背景、人間の心の状況、様々な例を学習するにつれて、AI和歌集も出来ると思います。

しかし、そこには人間の温もりがありません。

苦悩、進歩そこでの、感動もないでしょう。

魂の進歩もないでしょう。

やはり人間の持つ、ダイナミズムは存在しません。

人間本来の温もりがあればこそ、生きる意味があります。

言の葉の国、日本では、本来の言葉の持つ深さを、また人間の温もりを感じながら新しい文化国家日本を目指しましょう。

世界に誇れるものは、経済ではなく、日本の文化です。

鴻鵠の志の会では、世界を日本の文化で新しいステージを目指していきます。

宜しくお願い致します。

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