チャンスの神様には前髪しかないという言葉があります。
そのチャンスを掴もうとし掴めば、夢や欲しかったものが手に入れられますが、
しかしためらっている間にチャンスは去っていってしまうかもしれません。
そんな時にためらわずにチャンスの神様を掴もうとした人は、前髪を掴んでチャンスをゲットできます。
しかし、迷った末に神様が去ろうとするのを掴もうとしても、
チャンスの神様には前髪しかありません。
つまり、後ろ髪はないので神様を掴むことができず、
チャンスを逃してしまうのです。
この言葉は「チャンスを気づいた時に掴まなければ、後で掴もうとしても手に入らない」という意味があります。
思い立ったが吉日、迷っている時間があるならすぐに行動する方がよいでしょう。
やってみてからやめてもいいんです。
やらないで後悔することは多々あっても、
やってみたけど後悔することはあまり多くないのですから。
物事は、やる前に熟考して、やらない時に、後から後悔すると思えれば実行すべきです。
チャンスの神様はギリシャ神話の「カイロス」がモデル
カイロスはギリシャ神話にでてくる神で、その名前の由来は、「適切な瞬間」や「好機」を意味する言葉だとされています。
カイロスは、ゼウス王神の末子として描かれています。
その容姿は、頭部の前髪が長く、後ろ髪がない美しい青年の姿をしているのが特徴的です。
両足には翼が生えており、素早く移動できる神様として描かれています。
καιρός(カイロス)= 時刻
「機会」や一瞬、人間の主観的な時間を表すこともあり、内面的な時間
ρόνος(クロノス)= 時間
過去から未来へと一定速度・一定方向で機械的に流れる連続した時間
カイロスは、ギリシア語で「機会(チャンス)」を意味する Kαιρός を神格化した神様です。
元は「刻む」という意味の動詞に由来しているといいます。
好機逸すべからず
「好機逸すべからず」は「何事も最適なチャンスをつかんで行動するのが大切だ」という意味のことわざです。「好機」とはチャンスのこと、
目標をはっきりさせておく
普段から目標を明確にしておきましょう。いざチャンスが訪れたとき、これが自分にとって好機なのかを判断しやすくなり、決断が遅れてチャンスを逃してしまうようなことが避けられます。先々の目標が見えていなければ、せっかくのチャンスにも気づけないかもしれません。具体的な目標を設定しておくといいかも。
常にアンテナを張っておく
チャンスが向こうから転がってきてくれるとは限りません。目の前にあるのに、チャンスに気づかないまま逃してしまうのは惜しいので、チャンスにつながるようなものがないか日頃からアンテナを張っておくことが大切です。
いつでも行動できる準備と心構えをしておく
チャンスを活かすためには、心構えや気持ちの準備も重要です。目標を設定するだけでなく、チャンスが巡ってきたらどのように行動するかをイメージしたり、そもそも現状の自分はそれだけの心構えができているのかと自分に問いただしておくと。心の準備が整い、いざというときにすぐ行動に移せるはずです。
チャンスが来た時及び、チャンスが来る前の準備を表した内容になります。
これからの時代では、様々な情報があふれてきます。フェイクな情報もあると思います。
その混沌の中での、チャンスを見分ける方法は、人間としての根本を持つことです。
知識を蓄え、見識を磨き、胆識を経験したならば、自分の方向性が見えてきます。
今までの経験が意味するものが新たに見えてきます。
これからの生き方も見えてきます。
そして、自分自身を学んだうえで、これからの生き方を考えて志を持てば、
チャンスは掴めます。
上辺だけの自己実現では、チャンスは掴めませんし、チャンスの意味が違ってきます。
例えば、リスキリングが世の中でよく言われています。
学び直しだといわれています。
学ぶ内容は何なのでしょう。
今の時代に合った資格でしょうか。
お金儲けが沢山できる内容でしょうか。
心に聞いてみてください。
それでいいのかと。
時代の流れは、早くなります。
例えば今、流行の仕事が、5年後にはどうでしょう。
意味のない内容になっていないでしょうか。
AIが加速的な進化で進んでいきます。
誰も見たことのない景色で、その時代背景に翻弄されます。
その過程で5年後、その上にそれ以上早くなり3年後と
その時の時代に合った資格を取り続けますか。
その資格は、あなたの人生でやりたい資格ですか。
後悔のない人生設計をしましょう。
時代背景に流されず、自分自身が納得する生き方をしましょう。
道標、志が必要です。
志を共に学びましょう。
鴻鵠の志の会では、志を共に学ぶ会(人間学講座)を開催していきます。
2月17日(月曜日)19時から
開催場所 池袋
沢山の方の参加をお持ちしています。
鴻鵠の志の会 荻野一美