戦後80年になる今年は、アウシュビッツ解放からも80年になります。

この出来事に今何を思うか。

戦争の悲惨さを感じます。

人が人を殺す、この事に正義はありません。

人類は、第一次世界大戦、第二次世界大戦で、戦争の悲惨さを学びました。

その結果、二度と戦争を起こさないために国連を創設しました。

国連憲章の序文の前文にこう書かれています。

われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念をあらためて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生ずる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、一層大きな自由の中で社会的進歩と生活水準の向上とを促進すること並びに、このために、寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互に平和に生活し、国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ、共同の利益の場合を除く外は武力を用いないことを原則の受諾と方法の設定によつて確保し、すべての人民の経済的及び社会的発達を促進するために国際機構を用いることを決意して、これらの目的を達成するために、われらの努力を結集することに決定した。

このことを根本理念に国連は創設されました。

人類は、二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害に何を学んだのでしょうか。

人が人を殺すことは、許されることはありません。

例えば、自分の身内(こども)が自分が指示した戦争で亡くなるとしたら、その戦争を行う事が出来るでしょうか。

まして昔の戦争は、人対人でした。

しかし、今はドローンで、無人機で殺戮が行われています。

まるでゲームのように。

もし自分が押したボタンで、戦争ドローンが発射されて、自分の子供が死ぬのであれば、そのボタンを押せるでしょうか。

人の痛みを我が痛みとして感じなければなりません。

権力者は、いつもこのことを念頭に置かなければならないと考えます。

今回の表題にあります。

12歳の“囚人” A26877(アウシュビッツから80年)

アウシュビッツ強制収容所から生き延びたエーバ・セペシさん、92歳。

「16歳だと言いなさい」

見ず知らずの女性のささやきに従い、ガス室送りをまぬがれた12歳の少女。

アウシュビッツに連れてこられたユダヤ人のうち、高齢者や病人、子連れの女性などは到着してまもなくガス室に連れて行かれ殺害されました。

一方、働けるとみなされた人は強制労働に従事させられました。

16歳といったことで、、彼女はガス室送りをまぬがれたのです。

それは同時に、アウシュビッツでの“極限の日々”の始まりでもありました。

今彼女の腕に残る、A26877の番号はこの出来事の消せるはずはありません。

このことから、何を学びかと言えば、人は人に対してこんなにも無慈悲で残酷なことが出来るという事です。

僕も、人から苦しみを与えれれました。

信じていた人からの裏切りでありました。

僕にとっては、生きる希望さえ失わされる出来事でした。

6年の年月が経ちました。

しかし、僕は生きています。

生かされています。

また、人は人から生きる希望を与えられます。

その絶望の中で、僕は、支えられて生きてこれました。

感謝しかありません。

今、世界では、ウクライナやガザでは戦争が殺戮が行われています。

またアメリカでも、分断での暴動が起きています。

やられたらやり返す。

これを繰り返したは何も解決されません。

しかし、やられっぱしでもダメです。

やられないようにしなければなりません。

やられたらやり返すことは、修羅の道になります。

あなたの人生は、人から与えられた苦しみを、その人に返す事の為にあなたの人生はありません。

苦しみを与えてその人には、神がさばきます。

その苦しみに囚われないでください。

フラッシュバックのように、思い浮かぶでしょうが。

あなたが誰かと対立や問題を抱えたとしても、向き合って座り、対話をしてください。相手に危害を加えることはやめてください。人間らしくあれ、それだけでいいのです」

アウシュビッツ強制収容所の生存者、アルブレヒト・ワインベルクさんの言葉です。

前を向いて生きていきましょう。

生きていく喜びを人生で感じるためにあなたの人生はあります。

苦しみを学んだら、そのことがもう起こらないようにしましょう。

その学びからは、新しいあなたが生まれます。

人生の最後に向けて、今を生きていきましょう。

あなたの人生はあなたのものです。

主人公はあなた自身です。

自分の人生を後悔なく生きていきましょう。

僕もまだ道半ばです。

これから、どのような新しい出会いがあり、感動があり、喜びがあるかを楽しみに生きています。

僕を支えてくれた仲間と誰も見たことのない景色を、共に見るために進んでいきます。

鴻鵠の志の会では、同じ思いを持った仲間を求めています。

沢山の方の参画をお持ちしています。

6月24日 火曜日 19時から

場所 池袋にて

セミナー懇親会を開催します。

沢山の方の参加をお待ちしています。

鴻鵠の志の会    荻野一美

Translate »