松下幸之助
1894年11月27日 – 1989年4月27日
日本の実業家、発明家、著述家。 パナソニック(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を一代で築き上げた経営者である。
松下電器は物をつくる前に人をつくる会社である
日本の先人は今の状況を見てどう思うのでしょう。
方向性を失った船のようで、行き当たりばったりの施策を行っています。
政治でも、国民の世論を見ての政治は民主主義ではあたりまえのことではあります。
選挙主体の政治では、本質を見失うと考えます。
多数があるときは、政策を押し通し、なければ妥協点をさがす。
民主主義は、過半数の賛同で決まるものですから妥協点を探すことは悪いことではありません。
政治家の施策の良し悪しは、歴史が判断するともいわれています。
今はどのような状況でしょうか。
今の世の中は安定した状況でしょうか。
30年間の停滞とも言われています。
僕は思います。
30年間の停滞ではなく、普通に暮らせていればよかったのです。
みんなと同じであればよかったのです。
他人と比較してあまり変わらなければよかったのです。
しかし、今様々な事が起こっています。
政治汚職、芸能スキャンダル、テレビ局の根本的な体制に対する問題。
世界では、未だ続くウクライナ戦争、ガザでの戦争など。
そして、AI,ChatGPTでの変革がもうそこに来ています。
かつてない困難からは、かつてない革新が生まれ、かつてない革新からは、かつてない飛躍が生まれる。
上記も松下幸之助先生の言葉です。
すべての、問題は、表面を取りつくのではなく、根本の方向性を再度考えるべきと思います。
例えば、明治維新の時、様々な施策を断行しました。
確かに、欧米に先例がありました。
その先例を基本に、考えればよかったかもしれません。
しかし、相当な反発もあったと思います。
特に大政奉還、廃藩置県などは、体制を大きく変える出来事は、大きな反発、大きな痛みを伴った改革ではなかったかと思います。
その変革をする人物がいたのです。
かつてない困難からかつてない世の中が生まれます。
そこに大切なのは、人道主義に基ずいた改革です。
そして、志を持った改革です。
今を見るのではなく、これからの日本の置かれている状況を考えたうえで、日本の取るべき方法を考えるべきです。
今回の変革は、日本から始まるのです。
何故ならば、物質主義的な考えではなく人間主義的な考えからの出発だからです。
今、大阪では万博が開催されています。
テクノロジーの発展は大きく様変わりする世界を見せてくれています。
しかし、テクノロジーの発展は人間としての心の満足を得られるものではないと考えます。
人とのふれあいや、言葉を交わすことでの相互理解を推進すべきと考えます。
一期一会、おもてなしなどの、心の相互理解を推進すべきと考えます。
そしてその根本に、志を持つべきと考えます。
志を持つ事で、自分自身の生きていく生き様が、意味を持ってきます。
最後の時を迎える時に、後悔の無い思いを持てます。
日本の文化、伝統、精神性にはそれの土壌があります。
日本こそ本来の人間としての人を作る国です。
万策尽きたと思うな! 自ら断崖絶壁の淵にたて。その時はじめて新たなる風は必ず吹く。
新たなる風が吹き始まます。
鴻鵠の志の会では、風の道という政策を考える集まりを作りました。
そこでは、今の様々なシステムを再度考えることをしていきます。
すべてのシステムを、これからの時代に合ったものに変えていくべきと考えます。
今の当たり前は、これからの当たり前ではありません。
より良くするためには、一度破棄してからの再構などが必要と思います。
風の道は、まだ少数の集まりです。
まだ小さな風ですが、いずれ大きな風が吹き、その風により見たことのない世界が見えると信じています。
これからの社会を沢山の方と考えていきたいと思っています。
宜しくお願い致します。
鴻鵠の志の会 荻野一美